葛飾区の住宅で女子大学生が殺害され、家を放火された事件からきょうで19年です。自宅があった場所では遺族たちによる献花式が行われ、一刻も早い事件の解決に思いを新たにしました。
1996年9月9日、葛飾区柴又3丁目の住宅で、上智大学4年だった小林順子さん(当時21)が殺害され、家に火が付けられました。警視庁はこれまで延べ8万人を超える捜査員を投入してきましたが、犯人検挙には至っていません。
事件当日と同じ雨の天気となったきょう、警視庁の捜査員らが柴又駅など4カ所で情報提供を呼び掛けました。警視庁の釣宏志捜査1課長は「被害者とご遺族の無念の思いをしっかりと胸に刻み、犯人を必ず検挙するという強い思いを持って全力で捜査を続ける」と述べました。また、小林さんの自宅があった場所では献花式が行われ、父親の賢二さんが一刻も早い事件の解決を求めました。賢二さんは「19年という長さは本当に過ぎてみればあっという間。何とかこの事件を一刻も早く解決をしてほしいと、順子がお願いをしているような雨に感じる」と話しました。
19年を経ていまだ犯人が捕まらないこの事件への情報提供は、亀有警察署で受け付けています。
*情報提供 亀有警察署:03-3607-0110
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